2024年5月7日火曜日

共同親権

審議中の共同親権、賛否色々な意見があるなか、こんなに急ぐ必要があるのかな、とずっと思っています。導入されれば良い面も悪い面も両方含め、様々な混乱は起こるだろうし、なにより子どもも大人もそれぞれ、人格と人権を持った(当然ですが)"1人の人間"の一生を左右する法案、もっと当事者や法律の専門家、児童虐待に関わる関係各所、DVの相談を受け持つ様々な施設など現場の声を吸い上げて、丁寧に議論したら良いのではないかな、と。

私は現段階の法案には反対していますが、賛成する方たちの意見もきっと切実なものであるのだろうな、と思っています。だからこそ、力で押し切るのではなくて、対立することなく、子どもも大人も社会の一員として幸せを感じられる制度を、日本ならではの法律をみんなでゆっくり作ればよいのではないかな、と。

養育費の問題は法的な他のアプローチも可能だと思うし、そこにこそ専門家の智慧を集結させるべきだと思っています。監護権と義務としての親権、様々な手続き上の起こりうる障害、苦しむ人が増えては欲しくない。もっと時間をかけて欲しいと心から願います。