
梅の実る季節になりました。梅シロップに。ここ数ヶ月の日記をまとめて。
3月から新たに始まったトロンボーンの松本治さんと歌の小林宏衣さんとのライブが何回かありました。お忙しい中足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございます。毎回柔らかく、集中して音楽を受け入れてくださったことに心から感謝しています。私にとっては聖地でもある横濱エアジン、何度も今も心に刻まれている名演を体験させて頂いた吉祥寺の老舗クラブのSometime、大学時代にお世話になった元岡先生のいらっしゃる町田Nica’sなど、先輩や仲間の音が空間の隅々まで染み渡っている空間で演奏させて頂いたことも貴重な経験でした。
松本さんが今まで積み上げてこられた音楽から生み出される魔法に毎回すごく考えさせられています。楽しく悩んでいますが、やっぱり楽しいです。いろんな可能性。そして宏衣さんの自由さ、正確さ、突破力、現場での礼儀正しさに毎回ハッとさせられています。本当に素晴らしい。来月、6/23(月)狛江add9thで演奏があります。お時間のある方は是非遊びにいらしてください。
4月は思い入れの強い公園通りクラシックスで松本さんの金管バンドもありました。一緒に空間を共有してくださったお客様、貴重なお時間を割いて会場にお越しくださり本当にありがとうございます。個人的には考えすぎてしまって反省の多い演奏でしたが、素晴らしいメンバーの方々、松本さんの美しい編曲、毎回音楽を作る場にいる幸せをひしひしと感じます。すごく特別な時間。松本さんの別バンド、木管アンサンブルのメンバーの小林豊美さんと本藤美咲さんが遊びに来てくれていたり、大好きなバイオリンの太田惠資さんに初めてきちんとお会いできたり、嬉しかったです。
凹んでいた演奏後にふと、“duoやろう”と豊美さんに口走ったことから、やっぱり実現したいと思い、来月横濱エアジンで一緒に演奏します。いろんな出会いで実現したduo、是非応援しに来て頂けたら嬉しいです。
5月、久しぶりに富山と金沢でフリューゲルホルンの佐藤秀徳さんと富山協立病院のロビー、高岡のライブハウスCasa de la musica、今年度から2年レジデントアーティストとして企画などを一緒に行わせて頂く金沢市民芸術村の3ケ所でそれぞれ異なったプログラムを演奏しました。秀徳さんの唯一無二の音、ゆったり紡がれる美しい旋律、明晰な存在そのもの、いつご一緒しても心が揺さぶられます。
故郷の富山で両親に聴いてもらえたこと、富山弁で応援の掛け声頂いたこと、オリジナルばかりのプログラムを30年ぶりに会った同級生が笑顔で聴いてくれたこと、初めてお会いするお客様がニコニコ聴いてくださって最後まで残って声をかけてくださったこと、金沢市内にいらっしゃる能登の方々と一緒に歌ったこと、今から深く掘り下げたい初演の拙い麦屋節に掛け声かけてくださったこと、ディレクターの方々との今後の話し合い、全部が幸せでした。お時間を割いてくご尽力頂いた全ての関係者の方々、貴重なお時間を私に共有させてくださった会場にいらしてくださった皆様、心からの感謝を捧げます。ありがとうございました。いろんな方との新旧織り交ぜての出会いは宝物だな、勿体無い事だなあ、としみじみ思いました。
金沢でもっきりやの平賀さんにご挨拶できたことも嬉しかったし、いろんな方が”おかえり”言ってくださる事に深く感謝でした。有難い。また夏頃に富山、金沢に行けるかな、と今からワクワクしています。
昨年末に発表した「光ふる森」を新しくお手元に置いてくださった方がいらっしゃる事にも深く感謝です。ありがとうございます。
いとこが主催している障害者のための余暇活動支援の団体、いごこちよかのテーマ曲を作ってみんなで踊ったり歌ったりの試みもあります。いつも優しい気持ちになれる場所のために音楽で何かできるのは純粋な喜びです。9月のコンサートで発表予定です。このコンサートに松本さんのトリオ、trio=∞(trio unlimited)も参加させて頂く予定です。
来月、私の20年来の友人でドイツ在住のバイオリン奏者のMegumi Sasakiさんが一時帰国するので一緒に演奏できたらな、とも思っています。
6月は初めての場所、初めて2人で演奏する等、初めてが多いです。良い緊張を持って、元気に、一つ一つ大事に、そして楽しんで全力で取り組んで行きたいです。
こうやって書くと何ヶ月かがキュッと。短い。笑。相変わらずゆっくりな私ですが、繋がれる人とは手をつないで、助け合って一歩一歩歩いてゆけたらと思います。全ての関係が私を作り上げてくれています。ただただ有難い。
梅雨入り?紫陽花が綺麗だな。
最後に写真が全然ないのですが、富山の協立病院のスタッフの方から頂いた美しいお花と地元岩瀬のお祭りの写真を。このお囃子ときやり歌、きちんと勉強したいです。