2014年7月2日水曜日

怖い

そんなに正しくて私達のためなのならば、国民に問うべきではないか。たった20分くらいの会見での説明が"国民の理解を得る努力"とは私には思えない。こんなに急いで自分の味方だけで、数の圧力で今の時機に決めるのにはどんな理由があるのか。選挙?日米ガイドライン?お金?いろんな事を隠して私達の為にという。私には新3要件はアメリカに武力攻撃が発生した場合は自衛隊はどこにでも行って武力行使しますよ、と聞こえる。アメリカ、大好きな人も沢山いて、様々な独自の文化もたくさんある素晴らしい国だけれど、何十年もずっと切れ目なく戦争をいろんな場所でしている国。攻撃が攻撃を生み、憎しみが憎しみを生む。必要最小限、なんて戦争という場で歯止めがきかない事は60余年前に思い知っている。広島や長崎、あの惨劇を戦争終結のための正しい選択だと言う事もできる、戦いの狂気を被爆国の日本が引き継ぐ事などあり得ない。国民の生命、自由、及び幸福追求の権利が覆される明白な危険がこれをしないとあるのですよ、なんてなんとでも言える。その時の内閣に委ねられる判断に関して、断じてない、となぜ言えるんだろう。日本人が日本という国の名のもとで海外で人を殺すかもしれないのに。その人も日本人ではないの?
選挙の結果の閣議決定。次の世代、20年30年後彼らが大人になった時に、平和な日本を残したい。怖い。この結果が先にどう響いてゆくのか。

佐藤信さん作詞、林光さん作曲の贖罪の歌という1968年のザ・ショウという演劇のためにつくられた歌がある。ここ数日ずっとこの歌詞が頭から離れない。人を殺すことの責任を誰が取り、どうやって償うつもりなんだろう。償いきれない命を。そんな国を先の世代に残したくない。