今年度から2年の任期でレジデントアーティストを務めさせて頂いている金沢市民芸術村に行ってきました。広々しているな〜。贅沢な空間です。
私が関わらせて頂いている金沢市民芸術村のアクションプランにはドラマ工房、アート工房、ミュージック工房、と3つの工房がありそれぞれの工房の市民ディレクターが運営を任されている、という公立文化施設の中で全国初の「市民ディレクター制度」が導入されています。ミュージック工房の福永綾子さん、山本有希子さんというお二人の素晴らしいディレクターと今後の計画を話し合いました。一人では絶対にできない、そして金沢という土地、人が集う芸術村という場所でしかできないことを皆さんと創っていく道が、話し合う中でちょっとずつ見えてきて、こんな恵まれた環境で活動させて頂ける事への深い感謝をひしひしと感じています。助けてもらってばかりですが、私を選んでよかったな、と関わらせて頂いている方々にちょっとでも思って頂けるよう、プロジェクトを進めていけたら良いな、と思います。
10/5(日)に行われる「三工房合同企画パフォーマーズフェスティバル」に金沢在住で全国色々な所で活躍されているベース奏者の中山ともさんとduoで演奏することになっていて、その打ち合わせとリハーサルもしました。デザイナーなどクリエイターとしても活動されている中山さん、自由で立体的な音の場がフワーッと広がって、初めましてなのにすごくリラックスしてその空間で遊ばせてもらいました。楽しかった!福永さんも交えて話し合ってプログラムの方向も見えたので、本番まで楽しく準備したいです。また改めて情報を公開したいと思います。
5月にもお世話になったオープンサロンの皆さんにもお会いすることができました。私のことを覚えてくださっている方もいらっしゃってとても嬉しかったです。なんだか居心地が良くてすっかり長居して色々おしゃべりしてしまいました。上の写真は参加者の方のお手製のシソジュース。あまりに美味しくてお願いして持ち帰ってきました。美味しい、そしてキレイ。作られた方が昭和15年生まれ、とお聞きして感動しました。お元気で本当に素晴らしいです。飲みまっし〜、久しぶりに聞いたな。ウレシイ。そして別の参加者の方に駅まで送るよ、という考えられない親切なお申し出を頂き荷物が多かった事もあり有難く甘えさせて頂きました。皆様、本当にありがとうございました。またお会いしたいな。
追記:
金沢市民芸術村の各工房は金沢紡績(後の錦華紡績)の赤レンガ造りの倉庫群の建物を改修して造られたものです(詳しくはこちらから→建物の歴史)。お隣、私の故郷富山の芸術創造センター、通称「芸創」も紡績工場跡の広大な敷地を利用して作られていて、私も練習によく利用させて頂いている大変有難い施設です。現在、30周年イベントの一環で呉羽紡績時代の資料がロビーに飾られています。そして9月から10月にかけて様々なロビーコンサートが行われています。そして、11月にはパフォーミングアーツ・フェスティバルも開催されます。写真はこの前練習に行った時に撮ったロビー展示の一部です。大変興味深かったです。芸創、音楽やダンス、演劇など様々な芸術を愛する人が集う富山の大好きな場所の一つです。